SpeakingやWritingでは、新しいフレーズや使いたいことばを学んだら、それを常に使うことが大切です、なんて指導をするのですが、この「使う」というのは、何も話をしたり書いたりするだけではありません。それを要求すると環境的にできない人のほうが多くなります。
わたしの言う「使う」は、読み書き聞き話すに加えて個人練習することの全てを指しています。By the same token,(同じ理由で)というフレーズを知りました、と。これを本番のSpeakingで使うまでに、本番で思わず口をついて出てきてしまうようになるまで、このフレーズがないかなー、と探す、というのが使用です。「探す」以上、その「探し物」の意識がないといけません。でないと、せっかく探し当ててもスルーしてしまいます。実はほとんどの受験生・学習者はこれです。普段読んでいるReading passageやネットの英文、本や、聞いているlecture, podcast, dramaなどはこうした英語の宝庫なのに、スルーしてしまっています。だから、一旦学んだフレーズを「探して」ください。必ず見つかります。それが「使うこと」です。
もちろん自分で学んだ英文を何度も音読するのも「使用」ですが、実際の英語の中に隠れているのを「探しあてる」ことのインパクトにはかないません。そういう可能性を高めるために、たとえば、わたしはNHKラジオ英会話をおすすめしています。あるいは読む聞く題材のレベルを大きく落としてみてください。自分に必要な表現がたくさん見つかります。今日TOEFLのSpeakingの答案作成に必要ということで学んだ英語は、明日あたり、ラジオ英会話で見かけるかもしれません。そういうときに、あ、これだ!と思えるかどうか、はたまたスルーしてしまって、せっかくの「使用」の機会を逃してしまうか。「意識を高める」というのはこういうところで使う表現かもしれません。
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