NHKラジオ英会話がTwitterのトレンドに出ておりました。
NHKラジオ英会話は、TOEFLで100を目指そうかというレベルの人にも聞く価値があります。
どうしてもTOEFLで90を超えているような受験生は、Speakingで使う英文が、かっちかちになりがちです。要するに書きことばで話しているわけです。
でも、ラジオ英会話では、1文が非常に短いです。それは、一瞬で決着をつけるような日常会話だからですね。
TOEFLのSpeakingだって、一発芸ですから、この一瞬の発話の重要性は同じです。
この会社は業務拡大が続いている。
であれば、
This company is constantly expanding.
のように、5語程度の文でさっと言えるかどうか、まさか、
It enables this company to witness its continuous business expansion.
とは言わないようにする(けど言ってしまう)ということですね。
このenableの文は一見よさそうなのですが、じつはこの主語のItは簡単ではありません。答案では具体的に、何が原因で、の部分を言わなければなりません。たとえば、
The introduction of new equipment and a new addition of talented people enable this company to witness its continuous business expansion.
となります。でもこうすると、main ideaが一緒くたになって、どれがポイントなのかわかりにくくなります。
This company is constantly expanding.
It introduces new equipment.
It also employs talented people.
としたほうが圧倒的にわかりやすいですし、言いやすいですし、したがって、聞き取りやすい、ということになります。
この短い文で話す、という意識が、NHKラジオ英会話では高まるわけです。実はここが最も重要です。
レベルとしては、TOEFLで90台の人なんかには、簡単すぎるんですね。英文法自体としては学ぶものはあまりないかもしれません。けれど、そのTOEFL90の人が「歯が立たない」と感じているのは、じつはそれよりももっと低いレベルで話せばいいはずのSpeaking sectionなんですね。
だから、大いに学ぶものはある、というわけです。
これは、オンライン英会話では学べないこと。だって、それはあくまで自分の英語を話すだけなので。その「自分の英語」がTOEFLのSpeaking sectionで通用していないから、それを修正・矯正することが重要なんです。
それをやれるのが、ラジオ英会話、ということになります。
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